- 夜行回廊 -



行く処などなく 彷徨う一人の少女
冷えた手をそっと握り締める
歌う事やめて これから何をしよう
後悔が胸を締め付ける

静寂が時を刻む 月明かりに照らされ 僕は
枯れた声でただひたすら ”悲しみ”を歌う

震える声 もう二度とは歌えない 
言葉さえ 朽ち果ててしまう
夜に堕ちる 旋律だけ流れている  
無音の派生 回廊中響く


重なる吐息に 正体不明の音
残酷な言葉問いかける
全てを諦め 心の停止迫る
生きる事 壊されてしまう

夢の中 走り回る
出られない迷路のように
抜け出せない 早くしなきゃ
私が壊れる

心の声 この感情溢れ出す
泣きたくて 顔が赤くなる
私だけの思い出すら焼け落ちる
夜行回廊 崩壊まで少し・・・。

終焉の時を刻む 下弦の月照らされ僕は
枯れた声で ただひたすら 

全力で歌う

震える声 もう二度とは歌えない 
最後の歌 ちょっと悲しいな
私だけの旋律だけ奏でてる
夜行回廊 また一人で歩む

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